妻は風呂に入らない



妻が働いているところはとても好感を持っています。
家で何をするでも無く過ごしているよりも、
外で働き帰ってくるところは何よりも魅力的だと
感じることもあります。
ただし、
それは家に帰ってからも
キビキビとした一面が見られたときにしか
思うことは出来ません。
妻が働き出してから、
僕は1週間のうち5日は、食事を作っています。
洗濯は週に2度で良いですが、僕が干して取り込んでいます。
妻は、8時の始業に間に合うように出かけていきます。
僕もそれに合わせて起き、8時から始業をしています。
妻が帰ってくるのは7時から8時。
僕は家にいることの方が多いので、
その時間帯には仕事の手を止めて、
夕飯を準備して待っています。
夕飯を食べ、風呂に入って食器を洗う。
ここまでが僕の夕方の日課。
そしてまた仕事に戻るのです。
妻は、
夕飯を食べ、僕が風呂に入っている間に電話をしたりテレビを見て、
僕が洗い物をしている間に眠りに就きます。
もちろん、
風呂にも入らなければ、歯を磨くこともありません。
妻ですから、僕にとって最良の女性だと思っているのですが、
僕は風呂と歯磨きだけはしっかりとして欲しいと思っています。
僕が家事をするのは構いませんが、
僕も仕事をしていることを分かって欲しいのです。
妻が留守の間、寝ているわけではありません。
しっかり仕事をして、妻が働き出すまでの間、
二人分の生活費をしっかりと稼いで、僅かながら貯蓄もしていました。
働くと聞いて、楽になるなと思いました。
そのための家事の協力、分担だと思いましたが、
今では僕の仕事のようになってきました。
些細なところまで目が届くのもどうやら僕のようです。
仕事で使う経費も含めて、
僕が持てる1ヶ月のお金は僅かですが、
妻にはその6倍のお金を渡しています。
でも、僕が生活面をカバーするようになってきたので、
必需品や食料品を買うこともあると思いますし、
比率を変えたいと思います。
そして、きっと僕がこんなことを書いている間に、
妻は風呂にも入らずに眠っていると思います。