隣の座席の女の子




いけないいけないと思いつつ、
隣に座ったコが好みなので、
ついチラチラと見てしまいます。
肩まで伸びた髪、真っ白な肌。
大人しそうな雰囲気に、ほっそりとした体型。
エンジのカーディガンを羽織り、膝丈の黒いスカートに黒いタイツ。
赤い皮の靴を履いて、組み替える膝が動くたびに、タイツが擦れて音がします。
何をみているのか、小さな手帳を開きながら
微糖コーヒーを飲んでいます。
別にどうこうしようとか、
どうかしたいとか、そこまでの気持ちはありませんが、
つい見てしまうのは、30代の男の性分です。
もっと見たいのに、ジッと見るわけにもいかないので、
バレないようにと思いながら、視界の端に入るのを楽しんでいます。
こういうのは悪いことなのでしょうか。。。
ご本人には決して気分は良くないと思います。
でも脳内で完結していますし。
目的の駅までこのままです。
先ほどから、ケータイが鳴っていますが、
この態勢を崩したくないので出ていません。
いや。でも電話に出るために座席を立てば、
なにかキッカケが生まれるのでしょうか。