30代の生え際




30歳を越えるといろいろなところに変化が見えます。
30代前半は20代を引きずっているので
まだまだ大丈夫な予感がしますが、
徐々に頭部がキます。
早い人は20代から気になり出すと思います。
僕は30歳を越えた辺りから。
そろそろ止まらないかなと思っています。
体力は落ち続けます。
緩やかにどこまでも。
お腹の張りも落ち続け、
それはタルミと呼ばれるようになります。
ほうれい線もくっきりハッキリとして、
頬も垂れ落ちてきます。
あんなに元気だった下半身も
時には若々しい姿になりますが、
確実に垂れ落ちます。
僕も1晩4回戦は経験しましたが、
いまは2回戦の自信もありません。
そして何よりも驚くのが、
頭部から髪が消えつつあるのに、
いままで映えることの無かった場所に
毛髪が芽吹き始めることです。
しかも濃く太く。
まず鼻の穴に、木の枝のような丈夫で真っ黒な
毛が生え、飛び出してきます。
アゴの下だけに生えていたヒゲは、
いつの間にかノドの辺りまでに広がり、
頬の上部にまで。
いつしか目の周りをも包みこんでしまうような勢いです。
そして、白い物が目立ち始めるのです。
白髪です。
どこにでも白髪は生えます。
僕の場合、
頭部よりも鼻です。
あの濃く太い真っ黒な鼻毛は、
いつの間にか、濃く太い真っ白な鼻毛に変化しました。
そして、どんどんと顔中の毛根と同化し、
どこがアゴヒゲなのか、口ひげなのか、
その区別が無くなり、生え際という言葉が適用されるのは、
額だけになります。
その額は、生え際をどんどんと誇張し、
広く深く、眩しくなります。
これが30代を半分ほど経験した
僕に起きた出来事です。