友達に向かってつまらない男だなと思う




誰のことかといえば、高校の同級生のこと。
彼は高校時代は運動部でも全国区で活躍をする有名人でした。
ほとんど学校に来ることはなく、シーズンオフになると不自然に席に着いている存在でした。
穏やかで真面目な性格で、一途に部活に取り組んでいるように見えました。
僕も彼には仲良くして貰いました。
卒業してから20年くらい経ったのか?
と言うのが30代後半のアラフォー世代定番の言葉です。
彼は生活が上手くいかず地元に帰ってきて、友人伝いに僕とも仲良くするようになりました。
部活を引退後も進学してさらに有名になり、聞けば社会人のスポーツ選手としても活躍をしていたようです。
僕はそんな彼の知り合いということが誇らしく、彼も過去の実績を語ることが誇らしいらしく、僕といるときは誰彼構わず自慢ばかりをしていました。
ただヤツも私生活はうまくいかず、いつも別れた家族のことを懐かしんでいました。
そんな慰めになるかと思い、僕もヒマな時間に連絡をして誘い出していたのですが、あるときから音信不通になりました。
ヤツに何かあったか?と心配するところと、気を悪くするようなことがあったか?ということと。
1ヶ月か2ヶ月か経ったころに、「彼女ができた」と連絡がありました。
それは仕方が無いと思い、しばらくこちらからの連絡も控えていたのだけど、あるとき頻繁に連絡が来るようになりました。
そして聞いた言葉は「別れた」と。
僕なりの経験談を話ながら、一緒に懐かしみ寂しさを紛らわすような会話を重ねていました。
あるときは夜の店にも付き合いました。
酒は飲めないけど、ヤツが喜ぶのならと。
そこで知ったのは、僕の懐かしい話が飲み屋で広まっていること。
「あの話の人か!」と言われ、店によっては「詳しく聞きたい」と言われる始末。
友達だと思って話したことが、なんの縁もゆかりもない人の耳に入り、広まっているという事態でした。
きっとヤツにはこのあたりのデリカシーは無いのだろうと、話した自分が悪かったと反省しました。
それでも寂しそうにして、頻繁に連絡が来るので、ヒマなときは付き合ってメシを食べに行ったり話を聞いていました。
時には僕のヒマな時間にも付き合ってもらいました。
それがここ2ヶ月ほど。
また音信不通になりました。
用があって連絡したことにも返事は無く、またアレかと心当たりはありますが、僕に対するこの態度が気に入りません。
僕のプライベートなことを知らないところでバラすばかりか、自分の都合でしか連絡を取らないという態度。
結局、寂しいときの暇つぶしに利用しているだけで、友人だからというわけではなく、単に知っている人の一人として接していただけなのだろう。
つまらないヤツと完全に決めつけたので、僕から彼に連絡を取ることも無くなるだろうと思います。