「思考は現実化する」という考え方



ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」
僕はこれが好きです。
座右の銘にしているわけではありませんし、この本を読んで感化されているわけでもありません。
ましてや手に取ったこともありません。
ただ言葉として好きです。
そして、言葉そのままを考えとして受け取って好きになりました。
しっかり本を読んで勉強して、理解を深めたら僕の思っているのとは違うかもしれないということを先に書いておこうと思います。
なぜ僕はこの言葉が好きになったかというと数年前のことです。
会社員から役員に昇格するチャンスがあり、それがチャンスとも思わないほどに勉強不足と意識が足り無いままに話を引き受けました。
当然、そんな考えでは僕個人としても上手くいくこともなく、会社の経営も順調ともいえず。
中小企業ともいえないほどの極小規模の会社で、僕は退職して独立するという道を選びました。
そのころからです。
「思考は現実化する」と心の中で思うようになったのは。
もう10年ほどになると思います。
あれ以来、一度も本を手に取ったことはありませんし、検索したこともありません。
その程度の知識と思いです。
ただ周囲に借りばかりを作った状態で独り立ちし、雇われの身でも生活ができなかった僕が、これから先やっていけるのかといったら、何の確証もありませんでした。
でも湯治の僕は独立しなければやっていけないと思ってしまうような状況でした。
のちのち、僕が勉強不足だったことと、まだやりようはあったと考えられたことは別の事ですが。
そんな精神状態の中で、不安を抱え、できることをやっていこうとしていたときに、ネガティブなことを考えていたら気持ちから負けてしまうと思うようになりました。
とにかく言葉にするのは前向きなことばかりを意識して、嫌なことは考えることを辞めて。
負ける可能性よりも勝っていることだけを思うように。
「こうすると負けるかもしれないから、こう対処して勝っていこう」
そういう考えすらも辞めました。
やることなすこと全て上手くいくはず。
ひとりで仕事をしたこともありませんし、ひとりでお客様を掴んでいく、信頼をもらっていくことができるなんて自信も無いときでした。
折れない気持ちを維持するために、とにかく楽しく上手くいくことだけ。
それを簡単に言葉にできたのが「思考は現実化する」ということでした。
1年はナントカ食べていける
2年は足場を固めていける
3年はいよいよ組織化を計画していける
そんなことを考えて1年、2年、3年と。。。
たったひとつだけ考えていたネガティブなことといえば、
「もし上手くいかないことがあっても、パートやアルバイトで食べていける」という覚悟をすること。
ということでした。
今の僕は家のローン、先々の仕事を継続すること、仲間を作ることなどなど、ネガティブに考えてしまうことがたくさんあります。
「思考は現実化する」という考え方の通り、上手くいくことばかりを想像して、楽しみながらひとつずつ叶えていくのが自分のスタイルだと信じてはいますが、それでも不安は大きく膨らみます。
妻は常に不安を口にし、考えられる全ての不安を想定して、どんなことがあっても対処できる心構えが無いと生きていけない性格です。
僕のように良いことだけを考えて悪いことでもナントカ乗り越えられると楽観的なことができません。
この性格の不一致は、前向きに捉えるとしたらバランスが取れていると言えます。
お互いの違いを埋められると。
逆にいえば、決して交わることの無い考え方です。
僕は右上がりに考え、妻は右下がりに考え、矢印の先端は遠のいていくばかり。
僕がマイナスからスタートしていれば。
妻がプラスからスタートしていれば。
どこかで交わり、その瞬間は素晴らしくバランスが取れているかもしれませんが。
僕は僕で仕事と金銭的な面に意識が向き、妻は家庭や家族のことに意識が向き、考え方の違いと準備の仕方の違いがあり。
ネガティブなことは考えることも口にすることもしたくない僕と、全ての不安を口にして吐き出してから全てに対処できる準備をしたい妻と。
妻の不安を聞く僕は疲れ、僕に不安を話せない妻は不満を持ち。
独立して数年間、良いことだけが現実化していくようにと思考を巡らせていたのが、いつの間にかそうならないようにという思考に変わり、不安ばかりを抱え動くこともできていない毎日になっています。

■■質問箱というのを置いてみました
ココから