妻の陣痛に付き合う

先日のことです。

新しい家族が増えました。
出産前から、妻は腰が痛いとか股関節が痛いとか、体のあちらこちらに痛みを訴えていました。
それが日常のようになっていたので、妻が痛いと言っても陣痛かどうかは分からずにいました。

そもそも出産予定日を過ぎ、次の検診日に促進剤を使用するかということになっていたので、すっかりその日まで何ごとも無いつもりになっていたのもあります。

3日ほど前から股関節が痛いと言い出し、さすがに手を充ててやるわけにもいかないので、ただ見ているだけの時間を過ごしました。
次の日、前日よりは痛みが和らいだと言っていましたが、それでもまだ痛みはある様子。

股関節の痛みは、いつの間にか腰の方へ移っていったようで、たまに腰をさすってやる時間ができました。

いま思えば前駆陣痛だったのかもしれません。
僕は陣痛が始まったときの練習のつもりでさすっていました。

耐えられないほどの痛みではないようで、その日も何ごとも無く過ぎていきました。

翌朝、いつものように涼しい時間帯に散歩をしていた妻。
あとで知ったのですが、この時からすでに周期的な痛みを感じていたようです。
スマホに記録がしてありました。

散歩から帰って昨日の痛みが続いていることを聞いた僕は、腰をさするぐらいしかできません。
腰をさすったところで痛みが和らいでいかないことも分かってました。

朝食はいつも通りに準備をして片付けていましたが、昼食はさすがに立っていられなかったようで、僕が簡単な物を作りました。

それでも妻は活動的に動き回っていました。
「これが陣痛だとしたら、痛みが治まってしまっては困る」
そう言っていました。

アパートの階段を何回も往復し、妊婦向けのヨガを1時間以上も続けてスクワットをして。
その間、記録をとり続けていた痛みの周期は、不定期ながらもだんだんと短くなってきたようです。

夕方にはテレビを見ながら「甘い物が食べたい」と言い、僕は買い物に出かけました。

僕が買って来たケーキを食べ終わると、徐々に痛いと言い出す時間が増えました。
イタイイタイと言う声も大きく叫ぶように変わったと思います。

病院へ電話をしたのですが、周期は10分以内5分以上。
定期的に5分以内になるまで我慢するように言われました。

妻が風呂に入りたいというので沸かし、痛みの波がやってきたときには腰をさすり。
1分ほどで痛みが引いたときには、できることをして。

風呂に入っている時間にも、風呂場から痛みに耐える声が聞こえてきました。
そして上がってくる頃には立ち上がるのも辛そうな状態でした。

僕に病院へ電話を掛けるように言い、言われるがまま電話を掛けます。
慌てて全く違う番号へ掛けてしまっている僕を見て、妻は自分で電話をかけ始めました。

それでも病院では5分以上の周期があることを聞くと、まだまだと言います。
でも明らかに痛みの様子が違い、あるとき妻は「あ!」と言って固まりました。

破水だったようです。

用意していた出産用の荷物を抱え、僕は自分で持っていこうと決めていた最低限のものを持ちました。

妻を車に乗せ、病院へ向かって一目散です。
制限速度なんて守っている心情では無く、決められている速度が40キロだろうが50キロだろうが、前に車がいない限りスピードを出しました。

どれくらい巻くことができたのか分かりませんが、痛みに耐える声を聞きながらの運転は長く感じました。

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