妻の料理が雑




家庭での決まりごととして、
ご飯の準備をしてくれた人には文句を言わないこと。
注文を付けないこと。
言うのなら自分ですること。
作る前にお願いをすること。
これが我が家での数少ない決まりごとです。
ご飯を作ってくれた人に対して、感謝の言葉を伝えることはとても良いことだと思いますが、それと真逆なことをするのなら自分でやれよっていう考えで決めました。
お互いに仕事をしているし、時間の負担もしています。
この決まりはお互いに守られています。
それにしても、、、
と思うのが最近の妻の料理です。
もともと大雑把だとは思うのですが、それにしても、、、
久しぶりに鍋をしました。
魚屋さんで鱈を一尾丸々買ったので。
さすがにふたりでは食べきれず二度に分けたのですが、二度目の雑っぷり。
僕の記憶では、たしか鱈は鍋に投入する前に塩を振って湯引きをしておくものだと思いました。
鱈をいれ、煮立ったところで他の具材を入れる。
そしてグツグツする。
妻の手順では、先に具材を入れて味噌で味付けをします。
そしてパックから出した鱈を投入して、火が通ったように見えたら弱火に。
たしか・・・
最初の鍋もそうしていました。
食べた結果、ほどほどにグツグツした翌日の方が味が良かったです。
そんな記憶も消えてしまったようで、できあがった鍋は生臭く、味もぼんやりとして、なんだか箸の進まないものになりました。
翌朝、妻は残った汁を沸騰させて、玉子を落としてかき混ぜていました。
お椀には、増えるワカメと豆腐と煮干し。
煮立った鍋汁をそこに入れます。
味噌汁だそうです。
玉子が鍋汁に溶かれてしまっているので、鱈の香りがする卵色の汁です。
ワカメは水分を吸収し切れていなかったので、固い状態のまま、口に入れるととろりとして歯ごたえがあります。
豆腐は舌先に冷たさを感じました。
そして何よりも全体的に生臭い。
文句は口に出さないですが、代わりに言葉を失いました。