再び寝る妻




一ヶ月ほど前でしょうか。
あんなにも激しいバトルがあったにも関わらず、
また妻はだらけ始めました。
何食わぬ顔をしていますが、
葉を磨いていないのを僕は知っています。
風呂には入っていますが、
居間で眠りに就くのも前と同じ。
もうあんなにも激しい言葉を投げるのはイヤなので、
僕は無視しようと決めています。
妻がどんなに怠けようが、
何も言いません。
興味も持ちません。
きっと今日は疲れたのでしょう。
言動も行動も攻撃的でした。
だから近づきません。
疲れたのなら、布団に早めに入るようにと話しているのです。
でもこれですから。
僕はたった一回や二回、歯磨きをサボっただけで
虫歯になってしまうことがあるほど、
とても歯が弱いのですが、妻は真逆。
こんなに磨かなくても平気なのです。
僕はそれに嫉妬をしているのだと思いますし、
磨くことが当たり前な僕には、不潔なこと以外の何物でもありません。
仕事が終わって疲れているのでしょうが、
僕はまだ仕事中でも、手を止めて家事をしますし、
妻が寝ていても、明日の米を研いでいます。
なんて進歩がないのだろうと、
あの寝姿を見て思うのです。